埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 224
■ 種類 学会発表
■ タイトル 活性汚泥におけるN2O還元酵素遺伝子に基づく微生物群集構造解析
■ 著者 金子直哉    早稲田大学理工学部
野田尚宏    産業技術総合研究所
木持謙    埼玉県環境科学国際センター
常田聡    早稲田大学理工学部
平田彰    早稲田大学理工学部
水落元之    国立環境研究所
稲森悠平    国立環境研究所
   
   
   
   
■ 出版元 日本水処理生物学会
■ 出版年 2003
■ 誌名・巻・号・年 日本水処理生物学会第40回大会、平成15年11月20日
■ 抄録・要旨  脱窒反応においてN2OをN2へと還元する働きをもつN2O還元酵素をコードする遺伝子(nosZ遺伝子)に着目し、脱窒反応時のN2O発生特性とnosZ遺伝子に基づいた微生物群集構造との関係について検討した。DO制御を行った活性汚泥よりRNAを抽出し、RT-PCR法用いてnosZ mRNAを増幅し、nosZ mRNAに基づいた微生物群集構造解析を行った。  その結果、脱窒反応時にORPが-100mV付近でN2O生成量が著しく増大すること、また、nosZ mRNAはnosZ DNAに比べ、多様性が著しく低いことが示唆された。また、生活排水処理を担う活性汚泥に特有のクラスターを形成する微生物群がN2O還元能を担っていることが示唆された。さらに、微好気条件下においてN2O還元能を有する微生物種の存在が確認された。
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